Ver 0.86 改善機能について
Version 0.86の強化機能について
MAGIC Decrypter for V10のバージョン0.86をアップしました。
今回の主な機能改善内容についてお知らせいたします。
- テーブル仕様書連続シート出力機能
- リファレンス情報の取得処理改善
- タスク/データソース関連図作成機能
- タスク/プログラム関連図作成機能
- プログラム/テーブル関連図作成機能
- テーブル更新表(カラム別更新状況表)作成機能
- テーブル仕様書連続シート出力機能
テーブル仕様書を連続的にエクセルシートに出力できるようにしました。
当機能は、XML・DBのインストールなしに利用が可能です。
<操作>
ツールフォルダを開き、「ファイル仕様書一括出力」の「出力条件の指定」ボタンをクリックします。その後、出力するテーブルの範囲と、シートのファイル名を入力し、実行ボタンを押して下さい。
<画面>
新しく新設された「ツールフォルダ」の画面では、DB2との連携や各種帳票出力の実行が可能です。
番号範囲やフォルダでの出力範囲、出力ファイルや形式の指示が可能です。
<出力サンプル>
テーブル仕様書の出力サンプル
- リファレンス情報の取得処理改善
テーブルとプログラム(データソースがどのプログラムのどこで使用されているか)、プログラムとプログラム(プログラムがどのプログラムのどのタスクでコールされているか)のリファレンス情報を自動で取得しデータファイルに書き出します。
以前のバージョンでは、取得ロジックにオーバーヘッドがあり、プログラム本数が多くなるほど処理時間がかかっていましたが、ロジックを見直し、これを改善しました。
取得したデータは、アプリケーションフォルダの「Data」フォルダにXMLファイルとして格納しています。
- XrfPrgTasks.xml ・・・ プログラム名、タスク名の情報
- XrfDSPrgRefs.xml ・・・ テーブルとプログラムの関連情報
- XrfPrgPrgRefs.xml ・・・ プログラムとプログラムの関連情報
<操作>
当機能を利用するにはXML・DB(DB2 Ver 9.5)のインストールが必要です。
XML・DBが有効な状態で、ツールフォルダの連携機能を有効にして下さい。
その後、「リファレンス情報取得」の「情報取得実行」ボタンを押して下さい。
この操作実行後は、クロスリファレンス取得機能は、全て取得済みの情報から表示しますので、ストレスなく表示が可能になります。
また、次項から説明する各種の関連情報のサマリー出力機能が有効になります。
<画面>
DB2のインストールが済んでいれば、あとはチェックボックスをオンにするだけです。
リファレンス情報の取得は処理が高速になりました。
- タスク/データソース関連図作成機能
取得したリファレンス情報を利用し、タスク毎のデータソース利用状況をマトリックス状に表示する機能です。
<操作>
ツリーから「プログラム」→「プログラム」をクリックし、「プログラム」一覧を表示します。目的のプログラムをクリックし、ズーム(「F5」キー)し、タスク一覧を表示します。
画面上部の「使用データソース照会」ボタンを押すと画面が変わります。
アクセスモードによって「R」、「W」で表示します。主テーブルの場合はボールド表示に。「共有なし」の場合は赤字表示となります。
画面上部のアイコンをクリックすることにより、Excelシートへの出力も可能です。
<画面>
タスク一覧画面の上部にボタンが表示されれば関連情報が確認可能です。
タスク毎に関連しているテーブルを確認することが可能です。
<出力サンプル>
タスク別テーブル関連図のサンプル(タスク別プログラム関連図と同じ)
- タスク/プログラム関連図作成機能
取得したリファレンス情報を利用し、タスク毎にコールしているプログラムをマトリックス状に表示する機能です。
<操作>
タスク/データソース関連図が表示されている画面上部の「使用プログラム照会」ボタンを押すと画面が変わります。
複数件コールしている場合は「◎」、そうでない場合は「○」で表示します。主テーブルの場合はボールド表示に。「共有なし」の場合は赤字表示となります。
画面上部のアイコンをクリックすることにより、Excelシートへの出力も可能です。
<画面>
タスク別にコールしているプログラムを確認することが可能です。
<出力サンプル>
タスク別プログラム関連図のサンプル(タスク別テーブル関連図と同じ)
- プログラム/テーブル関連図作成機能
プログラム/テーブル関連図は、プログラムとテーブルのリファレンス情報を元に、その関連をマトリックス表示するものです。
検索条件は、プログラムからでもテーブルからでも可能で、プログラムは再帰的に検索させることも可能です。
<操作>
ツールフォルダを開き、「プログラム:テーブル関連図」の「抽出条件の指定」ボタンをクリックします。その後、検索をプログラムから行うのか、テーブルから行うのかを指示し、そのデータの範囲を指定します。オプションとしてコールしているプログラムを対象に含めるのかどうかの指定が可能です(検索階層の深さも指定可)。
結果表示画面では、行と列(プログラム/テーブル)の入れ替えが可能です。
<画面>
プログラムもしくはテーブルの任意の方向からの検索が可能です。
また、結果表示も行列の入れ替えが簡単に行えます。
プログラム(行)、テーブル(列)での結果表示画面
テーブル(行)、プログラム(列)での結果表示画面
<出力サンプル>
プログラム/テーブル関連図の出力サンプル
- テーブル更新表(カラム別更新状況表)作成機能
テーブル更新表は、テーブルのカラム単位に更新しているプログラムの情報を抽出しマトリックス状に出力したものです。
どのカラムがどのプログラムで配置されているか、更にどのタスクのどのロジックで更新されているかなどを自動的に検出して表示します。また画面に配置している項目は編集可能かどうかもチェックしています。
<画面>
任意のテーブルを指定して、更新しているプログラムを探すことが可能です。
カラム毎にプログラムロジックとの関連を表示します。
<出力サンプル>
テーブル更新表の出力サンプル