ダイショウ 「楽々ラクラクウェブクライアント」概要ガイヨウ
1.1 「楽々ウェブクライアント」の特長トクチョウ
 楽々ラクラクウェブクライアントは、ソース管理カンリツール「SMSYS」のサブセットです。
 ソース管理ツール「SMSYS」は、MAGICのプロジェクトファイルにアクセスし、モデル、データ、プログラムナドのデータをアイテムベツにシュレッディングし、RDBMSに
格納します。ソースビュアーとしての機能を有しながら、開発作業を支援する様々な機能を提供しています。
 楽々ラクラクウェブクライアントは、MAGIC xpa Ver4以降イコウでサポートされたWebClientに特化トッカした開発支援シエン機能キノウをサポートします。
おおよそ、ツギのような特長トクチョウっています。
① MAGICのソース管理カンリツール「SMSYS」をバックエンドに、リポジトリ情報ジョウホウをベースとしたAngularソースの変換ヘンカン処理ショリをサポート
 MAGICが出力シュツリョクするAngular ソースは、そのままではデザイン情報ジョウホウユウしていないため、ナンらかのソース編集ヘンシュウ必要ヒツヨウになります。
 しかし、ソースを手作業テサギョウにより修正シュウセイするのは、大変タイヘン作業サギョウになります。MAGICのフォームとフォームに配置ハイチしたコントロールを視覚的シカクテキトラえながら
ダイナミックに編集ヘンシュウ変換ヘンカンする機能キノウ提供テイキョウします。
 デザイン情報ジョウホウはデータとしてノコされるので、不測フソクのエラーがきてもプロジェクト全体ゼンタイ個別コベツ再構築サイコウチク容易ヨウイです。
② MAGIC xpaが生成セイセイしたAngularソースに直接チョクセツアクセスし、Angularソースの改変カイヘン強力キョウリョクにサポート
 手作業テサギョウ開発カイハツでは、ソースファイルの管カンリオコタ怠ると、ファイルの上書ウワガナドにより、デザインした編集内容ナイヨウウシナ失ってしまいかねません。
 トウアプリケーションの環境カンキョウでは、TSファイルナイのテンプレート指定シテイ自動的ジドウテキえます。また、テンプレートの更新検知、TSファイルの
バックアップとリストア、CSS作成等の自動化により、面倒メンドウなソースファイルの管理カンリ作業サギョウから解放カイホウされます。
③ Bootstrapを利用したWebデザインをサポートし、環境カンキョウ構築コウチクやBootstrapのクラスに対応タイオウしたソースを自動ジドウ生成セイセイ
 BootstrapはHTML/CSS/JavaScriptから構成される最も有名なWEBフレームワークです。
 コントロールにタイして、GUIテキ操作ソウサでBootstrapのクラスをてる属性ゾクセイ編集ヘンシュウ機能キノウ提供テイキョウします。
 フォーム全体ゼンタイ(もしくはフォームチュウイクつかのエリア)にタイしてもアラカジ定義テイギした変換ヘンカンルールを適用テキヨウすることでテンプレートの一括イッカツ変換ヘンカン可能カノウです。
 これらの機能キノウにより、ソースを直接編集することなくデザイン作業を行うことが可能です。
1.2 「楽々ウェブクライアント」の目的
1.2.1 MAGIC xpa WebClienによる開発の現状
 WebClientは、Angularを搭載トウサイしたSPAカタのWebアプリケーションを構築コウチク可能カノウにする MAGIC xpa Ver4になって実装ジッソウされた画期的カッキテキ機能キノウです。
 画面デザインとロジックを分離できるメリットがある反面ハンメン、MAGICとAngularの二重ニジュウのソースコードの管理カンリ必要ヒツヨウになります。
 このソースの二重ニジュウ管理カンリをどのように解消するかということがトク開発カイハツ初期ショキ局面キョクメンではオオきな課題カダイとなります。
 これはAngularプロジェクトを作成するための処理ショリ「Webアプリケーションの作成」がツギのようなMAGICの仕様シヨウ起因キインしています。
基本的キホンテキにAngularソースの生成セイセイが 「MAGIC → Angular」 の一方向イチホウコウである
スデ作成サクセイしてあるAngularソース(*.html、 *.ts)を(修正シュウセイ有無ウムカカわらず)無条件ムジョウケン上書ウワガきしてしまう
Angularソースがフォーム単位タンイであるのにタイして、プログラム単位タンイでしかソース作成サクセイができない。タトえば、変更ヘンコウしたサブタスクのみ更新コウシンしようと
思ってもそれができないために、不用意フヨウイ関係カンケイのないソースまで上書きしてしまわないような、細心の注意が必要になってしまう
MAGICのフォームメイ、フォルダメイナド変更ヘンコウしたトキなど、Angularソースを手作業テサギョウ修正シュウセイしなければならなくなることがある
レイマエ名前ナマエノコったソース部分ブブン除去ジョキョするナド
 この結果ケッカ、MAGICガワのロジックの完成度カンセイドタカめたのちにAngularでの開発カイハツ移行イコウするなど、設計セッケイ変更ヘンコウ極力キョクリョクける必要ヒツヨウセマられてしまうことに
なります。
1.2.1-1 一般的なWeb Client アプリケーション開発の流れ
1.2.2 問題モンダイの解決
若干ジャッカン漠然バクゼンとはしていますが、下記カキのようなシステムの作成サクセイ利用リヨウにより、プロトタイプ作成サクセイ必要ヒツヨウなレベルでのコーディングの自動化ジドウカ目指メザします。
Visual Studio Code等によるソースの修正シュウセイ必要ヒツヨウとしない、環境カンキョウ設定セッテイ、ソース改変カイヘン自動化ジドウカ
→ MAGICのソースとAngularのソースを統合的トウゴウテキ管理カンリし、並行的ヘイコウテキ動作ドウサする開発カイハツ環境カンキョウ提供テイキョウ
デザイン情報ジョウホウのデータ、ひなガタのテンプレート
→ GUI画面ガメンによるデザイン修正シュウセイと、ルール/デザイン情報ジョウホウのデータにより、何度ナンドでもオナじように更新コウシン再現サイゲンできる仕組シクみの構築コウチク
リポジトリ情報ジョウホウ積極的セッキョクテキ利用リヨウ
→ 編集ヘンシュウ画面ガメンはMAGICの開発カイハツ画面ガメンチカいものにする。また、リポジトリ情報ジョウホウ利用リヨウした編集支援機能キノウ提供テイキョウ
Bootstrapの積極的セッキョクテキ利用リヨウ
 画面ガメンのレイアウトや個々ココのオブジェクトのデザインをBootstrapのクラスを使ツカうことによりCSSの知識ナドが無くても簡単カンタン利用リヨウできる
1.2.2-1 「楽々ラクラクウェブクライアント」を利用したWeb Clientアプリケーション開発
1.2.2-2 「楽々ラクラクウェブクライアント」はMAGIC+VSCode+ブラウザの開発カイハツ環境カンキョウナカ並行的ヘイコウテキ動作ドウサ
1.3 「楽々ラクラクウェブクライアント」がカバーする範囲
1.3.1 Angular環境カンキョウ構築コウチク
Bootstrapのインストールをハジめ、Bootstrapのバージョンにタイして設定した情報ジョウホウモトに、ウィザードを使用シヨウして環境カンキョウ構築コウチク可能カノウです。
npmモジュールのインストール、angular.jsonの設定セッテイ、src/index.htmlの設定セッテイ、src/styles.cssの設定セッテイナド自動化ジドウカします。
1.3.1-1 Bootstrap設定セッテイウィザードによる環境カンキョウ自動ジドウ設定セッテイ
1.3.1-2 Angular環境カンキョウ設定セッテイによるウィザードデータの設定セッテイ
1.3.2 ナビゲーションバーの作成サクセイ
ウィザードによりBootstrapのNavbar自動ジドウ作成サクセイ可能カノウです。
アラカジ設定セッテイされたテンプレートを選択センタクしてオコナうことが可能カノウです。
MAGICのルーティング情報ジョウホウ(スタートアッププログラムで設定セッテイした「ルート」イベントのプログラム)によるメニューの定義テイギ可能カノウです。
1.3.2-1 Bootstrap設定セッテイウィザードのメニュー設定セッテイ
1.3.2-1 作成サクセイされたナビゲーションバーのレイ
1.3.3 リポジトリ管理カンリ
1)リポジトリ情報ジョウホウのデータ
ソース管理カンリツール「SMSYS」はプロジェクトのリポジトリ情報ジョウホウ(モデル、データ、プログラムやその関連カンレン)をシュレッディングして複数フクスウのテーブルに格納カクノウします。
MAGIC xpa 4.xのWebClientへ対応タイオウするために拡張カクチョウされています。
1.3.3-1 SMSYSのERダイアグラム
2)ルーティング情報ジョウホウ
ルーティングにカンする情報ジョウホウをひとつのプログラムで確認カクニンできることが容易ヨウイになっています。
1.3.3-2 ルーティング情報ジョウホウ画面ガメン
3)ゼンフォームの一覧化イチランカ
プロジェクトナイスベてのフォームをプログラム番号バンゴウジュン確認カクニンすることが可能カノウです。
1.3.3-3 WebClientフォーム画面ガメン
4)エラーチェック機能キノウ
ソースの解析カイセキオコナ時点ジテン下記カキのチェックをオコナいます。
コントロールメイ漢字カンジナド使ツカえない文字モジ使用シヨウされていない
ルーティング設定セッテイされたプログラムのパラメータとなる項目コウモクは「ルートに出力シュツリョク」が設定セッテイされている
エラーが存在ソンザイする場合バアイは、画面上ガメンジョウでそれをタダちに確認カクニンすることができます。
①コントロール名に漢字等の使えない文字が使用された場合バアイ
「WebClientフォーム」プログラムでは、エラーのあるフォームのフォームメイ表示色ヒョウジショクわります。
1.3.3-4 コントロールメイのチェック機能キノウについて
②ルーティング設定されたプログラムのパラメータとなる項目に「ルートに出力」が設定されていない
「ルーティング情報ジョウホウ」プログラムでは、ルート定義テイギ明細メイサイのエラーのあるコールサキメイの「パラメータ」の表示色ヒョウジショクわります。
1.3.3-4 パラメータの属性ゾクセイ「ルートに出力シュツリョク」のチェック機能キノウについて
1.3.4 テンプレートの変換ヘンカン
テンプレートの変換ヘンカンは「楽々ラクラクウェブクライアント」のメインとなる機能キノウです。
ツギのような特長トクチョウがあります。
①変換ルールを利用リヨウしてダイナミックに変換ヘンカン可能カノウです
変換ヘンカンルールとは、HTMLにタイする要素ヨウソ属性ゾクセイ追加ツイカ変更ヘンコウ削除サクジョアラカジ定義テイギした一連イチレンのセットで、ルールを適用テキヨウすることにより一括的イッカツテキ変換ヘンカンオコナうものです。
テーブルの有無ウムやテーブルの種類シュルイベツ定義テイギしてあり、自動的ジドウテキ適用テキヨウ可能カノウ変換ヘンカンルールを選択センタクすることが可能カノウです。
テーブル(カエ可能カノウ項目コウモク)であればcardクラス、tableクラスを使用シヨウしたテンプレートが準備ジュンビしてあり、ルールやクラス情報ジョウホウ属性ゾクセイ変更ヘンコウ簡単カンタンオコナえます。
複雑フクザツなフォームもエリアベツ変換ヘンカンルールを適用テキヨウさせることが可能カノウです。MAGICで作成サクセイされたテンプレートから自動ジドウ判別ハンベツします。
独自ドクジ変換ヘンカンルールを作成サクセイしたり編集ヘンシュウ可能カノウです。(正規版のみ対応)
②コントロールにタイするクラス属性ゾクセイてがGUI画面ガメンからオコナえます
プッシュボタン/エディット/ラベル/ラジオボタン/コンボボックスナドのコントロール種別シュベツゴトにBootstrapの指定シテイ可能カノウなクラス属性ゾクセイ定義テイギすることが可能カノウです。
Bootstrapのグリッドシステムを使用シヨウして配置ハイチオコナえます。
コントロールの表示ヒョウジ非表示ヒヒョウジをコントロールすることが可能カノウです。
カスタムプロパティのアタイ使用シヨウしたHTMLの生成セイセイ可能カノウです。(ラベルナド特定トクテイのコントロール)
Bootstrapのクラス属性ゾクセイ直接チョクセツ指定シテイすることが可能カノウです。(正規セイキバンのみ対応タイオウ
③CSS編集ヘンシュウ補助ホジョ機能キノウ
テーブルであれば、タカさや水平スイヘイスクロールバーの有無ウムをダイアログ画面ガメン指定シテイ可能カノウです。
CSSの直接チョクセツ編集ヘンシュウ可能カノウです。編集ヘンシュウ結果ケッカはデータベースに保存ホゾンしますので、復元フクゲン可能カノウです。(正規セイキバンのみ対応タイオウ
CSS使用時シヨウジのTSファイルの更新は自動ジドウオコナいます。
④TSファイルの編集ヘンシュウ補助ホジョ機能キノウ
バックアップ/リストアの自動化ジドウカにより、不用意フヨウイえにも対応タイオウ可能カノウです。
オーバレイタイプのモーダルウインドウのサイズやタイトルを指定シテイすることが可能カノウです。
VS Codeで直接編集チョクセツヘンシュウした場合バアイは、ダイアログを使用シヨウしてバックアップが可能カノウです。
1.3.4-1 「テンプレートの変換ヘンカン」によるHTMLデザインの処理ショリレイ
1.3.4-2 GUIライクなコントロール属性ゾクセイ入力ニュウリョクにより生成セイセイしたプッシュボタン
1.4 動作条件
楽々ラクラクウェブクライアント」の動作ドウサ条件ジョウケン下記カキトオりです。
動作ドウサ環境カンキョウ MAGIC xpa ver4.xの開発環境カイハツカンキョウ(WebClientが動作ドウサしている必要ヒツヨウがあります)
RDBMS Microsoft SQL Server Version 2016以上
※ 2016よりフルいバージョンは利用リヨウできません
※ SQLiteはサポート対象外タイショウガイです
1.5 評価版と正規版の違いについて
インストール直後チョクゴは「評価ヒョウカバン」として動作ドウサします。
ソース管理カンリツール「SMSYS」の基本キホン機能キノウカンしては継続ケイゾクしてご利用頂リヨウイタダくことが可能カノウですが、「楽々ラクラクウェブクライアント」にカンしては評価期限ヒョウカキゲン設定セッテイされます。
継続ケイゾクしてご利用リヨウイタダくためには評価ヒョウカ期限キゲンナイにライセンスをご購入下コウニュウクダさい。
評価ヒョウカバンは、下記カキ機能キノウ制限セイゲンモウけています。
評価ヒョウカバン制限セイゲン有効ユウコウ期限キゲンについて
評価ヒョウカバンでは実行ジッコウできない機能キノウ ①テンプレート変換の下記の機能
  変換ヘンカンルール編集ヘンシュウ機能キノウ(「変換ヘンカンルールTBL保守ホシュ」ボタン)  
  CSS直接編集チョクセツヘンシュウ機能キノウ(「CSS直接チョクセツ記述キジュツ」ボタン)  
   
②「コントロール属性ゾクセイ編集ヘンシュウのクラス属性ゾクセイの「直接チョクセツ入力ニュウリョク
  クラス属性ゾクセイ直接チョクセツ入力ニュウリョクする機能キノウ  
   
③Angular環境カンキョウ構築コウチクのための設定セッテイプログラム
  自動インストールするためのnpmモジュールや関連ファイルへの自動組み込み設定セッテイ  
  (ライセンスが有効ユウコウ場合バアイに、プルダウンにメニューを表示ヒョウジします)  
   
評価ヒョウカ期限キゲンについて インストール後、3か月
有効ユウコウ期限キゲンの3週間前シュウカンマエになると下記カキのメッセージを表示ヒョウジします。  
 
 
   
   
 
 
 
有効ユウコウ期限キゲンれた場合バアイはプログラム「テンプレートの変換」プログラムの実行ジッコウができなくなります。  
                                                               
正規セイキライセンスの適用テキヨウ 送付ソウフされたライセンスファイルを「ライセンス登録トウロク」プログラムでませてください